プロジェクト

プロジェクト

KOMAKIN Project

常識にとらわれない発想が新たな道を拓いていく

ロケットに使用されるコネクター部品
微細挽物部品の曲げ加工技術

群馬県の1社1技術にも選定された当社独自の加工技術

私たちコマキンが、最初に「微細挽物加工部品の曲げ加工」プロジェクトに挑んだのは1998年のことです。切削加工と曲げ加工が必要となるコネクタ端子の製造で、航空宇宙関連事業のお客様からご相談を受けたのです。通常なら、切削加工と曲げ加工を別々に行うところですが、それではご要望を満たすことができませんでした。そこで、考えたのが1台のNC旋盤で切削と曲げの両方の加工を行うこと。紆余曲折はありましたが、培ってきた技術力を結集することで実現。群馬県の1社1技術にも選定されました。
コマキンプロジェクト

太い箇所ではφ1.6mm、曲げ加工を施す部分はφ0.4mm

NC旋盤やマシニングセンタといった加工機は、切削加工のために開発されたマシンです。そのマシンで曲げ加工をしようとは考えないのが普通でしょう。常識に捉われないモノづくりで、数々の難題をクリアしてきたコマキンだからこそ実現できた技術でもあります。現在でも、その技術は極限の高品質・高精度が求められるロケットのコネクタピンの製造で遺憾なく発揮されています。曲げ加工を施す部分はφ0.4mmに切削加工し、更に強度を保ちながら高精度に曲げ加工を行っています。
これからも「できない」という答えは、なるべくしないようにあらゆる知恵と工夫、技術を駆使してコマキンらしい、モノづくりをしていきたいと考えています。
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